2008年2月2日土曜日

電波状況調査~File.4~

さて、ちゃんとやってきましたよ。

第三回上越新幹線ハンドオーバーテスト!

機種はもちろん予告通り、FOMA P904i、ソフトバンク 810Pですね。実験方法は、前回と同様時報に電話をかけて、両方の耳で音声の乱れ、アラーム等を聞き取るという、まぁアナログな方法です。

今回はほぼ引き分けです。若干ソフトバンク3Gが有利な結果でしたけど、まぁ誤差の範囲内ということにしましょう。結果を簡単にまとめます。

【FOMA P904i】
切断:2回 通話品質アラーム:5回

FOMAは通話品質アラームが目立ちましたが、前回の調査に比べれば短い時間で収まるようになってきました。切断に関しても、前回のように『通話品質アラーム→切断』というわけではなく、急に聞こえなくなって、割とあっさり切れる感じですね。これはたぶんドコモ側が新幹線を意識して、既存の基地局を調節した可能性が大です。ただ、やっぱり音声の乱れがまだ多いです。通話品質アラームは5回でしたが、音声の乱れが他にも2~3回ありました。かなり実用的になってきたと思います。

【ソフトバンク 810P】
切断:2回 音声の途切れ:1回

こちらもFOMAと同様、2回とも割とあっさり切れました。音声の途切れがあったのは、恐らく前回と同様の場所です。2~3秒程度だったかと思います。ただ、それ以外は前回同様高品質でしたね。結局2回の切断があった点以外は、705NKと全く同じ結果でした。

で、実は今回の調査で2つ、分かったことがあります。

1つ目。

ハンドオーバーのときのFOMAの挙動(3本→0~1本→3本)が、ソフトバンクの810Pにもハッキリと見られたことから、どうもFOMAがハンドオーバーテストで悪い結果を出してきたのは、端末側ではなく、やっぱりドコモのエリア構築に大きな問題があったことになります。今回、上越新幹線のハンドオーバーテストの結果が前回よりも明らかに優秀であったことから、エリア調節が大きなカギになってる可能性が大きいですからね。それにしても、国内メーカーのW-CDMA端末は、ハンドオーバー系の制御が省電力路線に向かってるみたいです。なので、もし705NKが出した前回の結果がまぐれじゃないとすると、「電波感度」というよりは「ハンドオーバー制御」の違いが大きいことになるのではないでしょうか。

2つ目。

前回の調査でも実は気づいていたんですが、たぶんFOMAの音声が変です。(笑) 「午後○時△分□秒を、お知らせします。」を聞くと、常にソフトバンク3Gが先に聞こえる(FOMAの方が遅延が大きい)んですが、それ以外の「ポッ、ポッ、ポッ、ぽーん」(440Hzと880Hz?)の音は、ほぼ同時に聞こえるんですよ。これ、FOMAがおかしいのかソフトバンクがおかしいのかよく分からないので、一応“たぶん”なんていう表現しましたけど…。でも、よくFOMAの友達と(FOMA同士で)長電話すると、所々遅延が酷いなと感じることがあるので、FOMAじゃないかなぁと。先日も20分くらい電話したんですが、ところによってはテレビ中継並みの遅延がハッキリ感じられますからね。(なんというか、話し手になるときと聞き手になるときのタイミングが噛み合わなくなる感じです。)電子メトロノームなんかを使うと分かるかも知れませんが、あいにく吹奏楽関係はとっくに辞めていて持ってません。誰かy―(ry

FOMAの進歩には素直に感動しましたね!この調子でどんどんハンドオーバー性能の体感性能を向上させていって欲しいです。ソフトバンクも頑張れ~!

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